アジアとサッカーとベルマーレと

地元湘南ベルマーレへの思いと、これまでさすらっていたベトナムやアジアの国々、これらをサッカーと言う切り口でつないで見たらどうなるかなあと言う思いで書き始めてみようと思います。

川崎フロンターレがベトナム遠征へ!

 

 「アジア」と広くアンテナは貼るようにしつつ、個人的にはベトナム(や中国)との関係を最も気にしている筆者の関心にピタッと来るニュースが。J1の川崎フロンターレが6月にベトナム遠征、南部ビンズオン省のチーム、ベカメックス・ビンズオンFCと親善試合を行うというものです。Goal.comが現地側の情報からとして伝えました。

  

 ベトナム現地の情報というのを確認してみると、ベカメックス・ビンズオンFCのHPに情報がありました。「Jリーグのスター達と腕を競う」と題して伝えており、今もチーム及び日本代表の中心選手の一人である中村憲剛を始め、稲本、チョンテセなど数多くの有名な選手を輩出してきている名門として川崎Fのことを紹介し、同時に自分のチームも「川崎フロンターレと同様、Vリーグ屈指の選手を有するチームだ」とかなりの持ち上げぶり(まあ自チームのHPですからね(笑))、良い試合になるであろうと親善試合が6月1日に行われると伝えています。ちなみに同チームは昨年のリーグ戦では参加14チーム中6位、さてどんな試合になることやら。

 

 今日(20日)の新体制発表会見では、川崎フロンターレの武田代表取締役社長も「6月にコンフェデレーションズカップがある関係で、6月が中断期になります。このお休みを利用してベトナムに遠征しようかなと思っています」と語っており、情報としてはかなり堅いようです。

 

 ちなみに親会社のベカメックスIDCは不動産、工業団地のディベロッパーで、相当多くの事業をこなす大企業グループのようで、日本からの投資も誘致する工業団地経営をしているせいか同社日本語HPも思ったより整っていてビックリです。Goal.com記事では「日本の東急電鉄と共同事業を行っており、その縁で試合が実現」ともあります。そういう縁が主なのか、それともJリーグとしての働きかけなども大きいのかはわかりませんが、日本とのコネクションも色々あるのでしょう。

 

 ベカメックス・ビンズオンFCは昨年11月に行われ、日本からはアビスパ福岡も参戦したBTVカップにも参加するなど、確かに各種の海外チームと交流に積極的そう、そしてとりあえず親会社もしっかりしていてそれを行う余裕もあるのかも知れません。Jリーグと提携したとはいえ、まだまだJとの交流は(タイなどと比べても)始まったばかりのベトナム。このブログ最初の記事でも書いたように、今年は3チームくらいはベトナムに来るのではという報道もあります。いよいよ1チーム目がJ1チームと明らかになったということで、今年はこりゃ本当に結構来るかな!?